抗菌薬の効果は・・・
さて先週の記事に書いた化膿性脊椎炎の患者さんの採血が今日あった。
ただ正常範囲内ではなく、まだ高値。
うろ覚えだが、WBC13000⇨11000くらいだったかな。
臨床症状の悪化はなさそう。抗菌薬の効果が出ているということだろうか。
抗菌薬を開始して2週間ほどが経ったが、採血を見てもまだまだ治療が必要だなと思う。
脊椎、骨という場所へは抗菌薬が届きにくいのか?細菌がバイオフィルムを形成するのか?時間がかかる。治療期間は8週間と記載されているガイドブックもある。
ちなみに自分がよく参考にするのは「サンフォード感染症治療ガイド」「JAID/JSC感染症治療ガイド」。この二つを見比べて参考にすることが多い。
今回のように抗菌薬を投与しながらもWBCや好中球が上がってしまうこともあるが、そこでサッと抗菌薬を変更していくのではなくて臨床症状の様子も大切であるなと再確認。
まだ治療途中なのでどうなるかわからない、また長期となると薬疹にも注意していかねば・・・
↓昨日、畑の開墾の様子。以前耕したところに雑草がどんどん生えてくる・・・